義母の車いすを押しながら、夫と3人でゆっくりと散歩をしました。
「あっ、大きなアリ!」
目線が低い義母は、地面がよく見えるようです。
クローバで指輪をつくってくれました。
義母と同じ目線を意識して歩いていると、ネジバナもたくさん咲いていることに気づきました。
夫は視線が高い分、木の高いところに視線がいきます。

クワガタを発見!
全盲の視覚障害者の方が書いた本を読んだことがあります。
自分のいる位置を俯瞰で(3Dで)感じているそうです。
いつも同じ目線で物事を考えて、狭い世界でジタバタしていないだろうか?
低い場所から、高い場所から、目線を変えてみる。
時には、遠くから眺めてみる。
山登りが辛かったら、一度その山から離れて、美しい山を眺めてみる。
いつもの歩く速さを、少しだけゆっくりにしてみる。
義母との穏やかな時間に感謝し、一つの見え方だけで物事を考えて、本質を見失うことがないようにしたいものだと思ったことでした。