ウクライナへのロシアの軍事侵攻。
平和のために、私に何ができるのか。
できることをやらなくちゃ。
けさ、善光寺へ行き、平和を願って手を合わせてきました。
申し訳なく思うほど、抜けるような青空でした。
ロシアによる軍事侵攻が続く中、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所は26日、ウクライナから隣国のポーランドなどに避難した人の数が15万人を超えたと明らかにしました。(NHK26日のニュースより)
国連は27日までに約36万8000人がウクライナ国境を越えて隣国に入国したと明らかにし、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は最大400万人の難民に備えた緊急対応計画を検討しているとされる。(日経新聞3月1日より)
どれだけ多くの人が支援を必要としているのか・・・。
このニュースでも出てくるUNHCRについて、少し触れたいと思います。
昨年11月、国連UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のサポーターに加わらせてもらいました。
その時のメッセージが私の心を温かくしてくれました。
そのメッセージが書かれた封筒を今も大切にとってあるので、いきさつなど紹介させてください。
長野駅前を歩いていると、参加を呼び掛けていた国連UNHCRのスタッフの方々が目に留まりました。
毎月の寄付を募っていたのですが、私は即決できず、説明してくれたスタッフのTさんに、「また来ます!」と言ってその場を去りました。
家に帰ってから考えました。
「約束を守らなくちゃ。参加しよう!」
数日後、学校の帰り、暗くなり雪がちらつく長野駅前に国連UNCHRの方がいました。
「僕たち、きょうまでなんです。」
「良かった、間に合った!」
Tさんは不在で、代わりにSさんが対応してくださいました。
手続きが終わり、書類を入れた封筒を受け取ると、そこにメッセージが書かれていました。
私が手続きの書類に記入している間、Sさんが書いてくれたようです。
とても寒くて暗くて、雪がちらつく中で書いてくれたメッセージです。
本日は、ワザワザご支援のご参加をしに来てくれてありがとうございます。
菱川さんに出会えてSもTさんもとてもうれしいです。
今後から一緒に難民の方を助けていきましょう。
よろしくお願いします。
何が私の心を温かくしたかというと
「一緒に助けていきましょう」の部分です。
寄付してあげる ⇔ 寄付してもらう
の関係じゃなくて、肩を並べて共に歩もうという関係がこの言葉にありました。
「寄付してくれてありがとう」の言葉ではなく、「一緒に助けていきましょう」の言葉を選ぶ。
それこそが、この活動なんだと、参加して良かったと思いました。
国連UNHCR協会(国連難民高等弁務官事務所)の活動は、緒方貞子さんによって広く日本でも知られるようになりました。
緒方貞子さんも、「施しをするだけでは、施す側と施しを受ける側の上下関係ができてしまう。」
「尊厳を守ることを忘れてはならない」というようなことを以前、テレビのインタビューでおっしゃっていました。
その言葉は、「人を助ける」時の自分の言動に、今も影響しています。
UNHCRのウェブサイトを見ると、ウクライナへの緊急支援を募っていました。
支援をお考えの方は、一つの選択肢としてホームページをのぞいてみてください。
できることを、何かひとつでも。