ウクライナ民話「てぶくろ」

ウクライナ民話「てぶくろ」の絵本を読みました。

日本でも昔から多くの子どもたちが読んで親しんでいる絵本ですが、私は初めて読みました。

 

おじいさんが落とした手袋に、動物たちが次々と入っていく。

くいしんぼうねずみ

ぴょんぴょんがえる

はやあしうさぎ

おしゃれぎつね

はいいろおおかみ

きばもちのいのしし

のっそりぐま

 

想像をかきたてます。

 

ウクライナでは、手袋を落としてしまって泣く子供に、親がこう言って慰めているのかも・・・

「きっと今ごろ、くいしんぼうねずみさんが住んでるよ」って。

 

落とした手袋が見つかった時は、

「さっきまで動物たちが、この中でぬくぬくと温まっていたのかも」

と思いながら拾い上げるのかも。

 

「この絵本、読んで!」ってせがむ子供

温かい部屋で、膝に子供を乗せて絵本を広げて読んであげる。

ウクライナからこの日常が奪われてしまったのだ