「佇まい」という言葉

言葉

落合陽一さんの新刊「0才から100才まで学びつづけなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書」(小学館)を読みました。

その中に「佇まい(たたずまい)」で判断できる力をつけることが大切だと書かれていました。

 

佇まい

素敵な日本語だなあと感心しました。

辞書には「醸し出される雰囲気」とありました。

ロジックを大事にしている落合氏が、「佇まい」を判断する能力を育む大切さを論じていたのには驚きました。「ロジックがすべてではないという視点も、実はとても重要」とも書いています。

「身だしなみ」と「佇まい」は全く違うと。

 

そこで思い出したのが、一休さんのお話。

汚い着物を着た乞食姿の一休さんを、一休さんとわからず追い返した大金持ちの主人。

翌日、同じ一休さんがきれいなお衣に金襴の袈裟姿で同じ家に行くと、主人が迎え入れたというお話。

御馳走を差し出す主人に、一休さんは「お布施は、衣と袈裟に」と言って、脱いで置いて帰っていったとか。

その家の主人は、「佇まい」を見抜く力がなかったということかしら?

 

 

佇まい・・・醸し出される雰囲気・・・

醸す・・・ん? ワイン

醸すものはいいですね