内田樹氏が著書の中で、「ぼくはお金に困ったことはないんですよ」と発言していました。
さぞ、お金がいつも集まる人なのでしょう・・・と思って読み進めると、
「ぼくは十万円しか収入がない時は、九万円で暮らす人なんです。そうそうやっていれば、金の苦労なんてあり得ないですよね。」
と。
そういうことかあ、と楽しく思いました。
おととい訪れた書店に内田氏の新刊がなかったので、“ベストセラーシリーズ”の宣伝文句につられて、パム・グラウト著「こうして思考は現実になる」を購入して、きょう読み終えました。
著者は、アメリカ人の女性です。
アメリカ人女性特有の言葉の使い方が、「フランス人は10着しか服を持たない」の著者の言い回しに、どことなく似ている。
「その言い回し、日本人は、ちょっと苦手かも」と思いながら、読み進めました。
印象に残った部分があります。
私たちは、「足りない」ことに対する心配や不平に、エネルギーの大部分を使ってしまっている。
これを読んでいて、内田樹氏の「ぼくは、お金に困ったことはないんですよ」「十万円しか収入がない時は、九万円で暮らす人なんです」という発言を思い出しました。
昔から言われている「足るを知る」ですね。
そのように心に響いたはずの私でしたが・・・
つい先ほど夫と、「消費増税前にワインを買っておいたほうがいいかもね」なんて会話をしたことを、今、思い出しました。
無意識のうちに、足りない心配にエネルギー使いまくってました。
私って何やってんだか(笑)!