福井県の永平寺の近く、谷口屋さんへ、下道で車を走らせて、油揚げを買いに行きました。

朝、黒姫に虹がきれいにかかっていました。
谷口屋さんは、ご縁があって、知り合いました。
貴重な圧搾絞りの油で、驚くことに、50分も職人さんが丁寧に油で揚げていらっしゃるそうです。
使っているのは、上等な国産大豆。
そんなお話しを伺って、車を走らせました。


永平寺へと向かう山道をゆくと、ポツリと1軒、とってもかわいらしい外観のお店が見えました。
おあげを購入、豆乳のソフトクリームも。
ソフトクリームは、豆乳のうま味がぎゅっと詰まっていました。
おあげは、家に着いてから、写真を撮るのもそっちのけで、購入したうちの1枚をおなかに入れてしまいました。
きょうは、「太白」という貴重な油で揚げたおあげを、そのまま焼いていただきました。
およそ15センチ四方の大きさで、厚さは3センチほど。
油揚げで「油が美味しい」と思ったのは、初めてです。
「油ぬきしないで」と注意書きがあったのも納得しました。
50分かけて職人さんが丁寧に揚げているだけあって、外はミルフィーユのようにサクサクカリカリ。
普通の油揚げとは違います。厚揚げとも違います。
中は、いい具合に気泡がありますが、スカスカじゃなくて、大豆のうま味があって、触感、味、最高に美味しかったです。
焼くだけじゃなく、煮物に入れるのもおススメだそうです。
全国放送でも取り上げられたそうで、きょうも、大勢のお客さんが訪れていました。
レストランも併設していて、揚げたてのおあげがその場で食べられるということで大人気だそうです。予約がおススメとのことです。
大正14年創業、昔ながらの製法で作り続け、ブレない味へのこだわりを持ち続けていらっしゃいます。
いろいろな時代を乗り越えてきた谷口屋さん、店員さんたちの笑顔も素晴らしかったです。
きょうの旅は、朝の虹、みぞれ、あられ、晴れ間、帰りの妙高あたりは雪、と目まぐるしい一日でした。
谷口屋さんとの出会いは、上田情報ビジネス専門学校(ウエジョビ)とのご縁が広がってのことです。
出会いを「奇跡」と思うか、「普通」と思うか。
私は「奇跡」と思います。
奇跡の出会いが、きょう、素晴らしい一日を与えてくださいました。
ありがとうございました。