息を吐き切る

あがり症

休み明け、久しぶりの授業。

行きの列車の中で、次第にワクワクドキドキしてきました。

『おお、これはいい実験のチャンス!呼吸でいかにドキドキを鎮められるかやってみるよう!』

 

列車の座席に座りながら、背筋を伸ばして腹式呼吸をやってみました。

でも、ワクワクドキドキはすぐには鎮まりません。

『じゃ、息を吐き切るまでやってみよう!』

電車の中ですから、静かに音もたてずに。

息を吐き続け・・・

『まだ、残ってる、残ってる・・・・』

息を出し切るまで30秒以上。

おなかに力が入ります。

出し切ってから、スッと鼻で吸って。

これを3回も繰り返すうちに、ワクワクドキドキが収まってきました。

電車の中での実験で、効果を確認しました。

吐き切るまでやるのを「丹田呼吸」と言うらしいです。

不安や緊張で落ち着かない時、やってみてください。

 

腹式呼吸は毎回、「自己表現」の授業でやっています。

きょうの授業で、けさの「実験」の成果もお伝えしました。

 

授業が終わり、急いで戻り、音訳ボランティアグループ「やまびこ会」の講習会に。

元アナウンサーの先生に、朗読をご指導いただきました。

文学作品の朗読は、これまであまりやってこなかったので、間の取り方やトーンやピッチを変化させるなど、工夫することがとても楽しく感じられました。

 

夕方はヴァイオリンのレッスンへ。

きょうも先生から「わざ言語」が飛び出しました。

きょうの「わざ言語」は「ヨーヨーをやる時のように」

先生の想像力が、音楽の表現力になっているのでしょう。

 

学び多き一日に感謝。