ひざを抱えて座る「体育座り」
小学生(もしかしたら幼稚園)の頃からその姿勢が身に染みているとしたら、影響は大きいなあと思っています。
私のジャンルでは、2つの問題点があります。
①自分の殻に引きこもりやすい体勢
あがり症の人は、たいてい、両肩を前につぼめて、両腕を胸の前にしぼるようにして胸を潰しています。
「胸を張って」と言っても、胸を張れない。
②呼吸が浅くなる
腹式呼吸に必要な丹田(おへその下)を使えない体勢です。
ただでさえ、呼吸が浅くなっている現代社会、丹田力の衰えは深刻です。
以上、2点について、学生たちを見ていると、体育座りで過ごしてきた影響があるような気がしてなりません。
体育座りについては、お尻が痛くなるとか、関節の可動域が狭くなるとか、内臓が圧迫されるとか言われています。
あくまでも、私の関係する「あがり症」「自己表現」に関して書いてみました。
幼少の頃から身に染みついた姿勢というのは、直そうという意識がないと直りません。
子供の頃からの姿勢に戻ると、安心感があるんでしょう。
立っていても、気持ちは「体育座り」といった姿勢は、あがり症の人に多く見られます。
ヤングアメリカンズで長野市に来たアメリカの高校生たちの胸を張った姿を見ていて、あらためて考えてしまいました。
アメリカの学校では、体育座りはやっていないらしいです。
胸を張って肩の力を抜いて・・・
深い呼吸で・・・
それを思うと、子供たちの「体育座り」、一考する価値はあると思います。