ストローを使って発声練習をしました。
声になる過程は、以下のとおりです。
①息が声帯を通る
②声帯が振動する
③音の原音ができる
④口の形を変えて、音を変えながら、身体で共鳴させる
「大きな声を出して!」と言っても、どうしても、声が小さい人がいます。
大きな声を出すことは、実は、そうした人にとっては、簡単なことではありません。
「息を出しながら声帯を振動させる」という可動域が小さいようです。
ストローを使った発声練習は、音訳の講習会でもやっていました。
ストローを口にくわえて、息を吐きます。
息が、ストローの先から出ているのを確認します。
「うー」と声を出してみます。
唇のあたりが、ビリビリと振動している感覚をつかむことが大切です。
ストローの発声練習をやったあとに、いつもの発声練習、北原白秋の「あめんぼ赤いなあいうえお・・・」を言ってみました。
多くの学生が、声が出しやすくなったという感想を言っていました。
この練習は、医学界でも使っているようです。
声帯を緊張状態から解放するのには有効なんじゃないかと思いました。