午前中、音訳のボランティアへ行ってきました。
今回のご依頼は、行政職員向けの障がい者への配慮等が書かれたマニュアルです。
障がい別に、対処方法や配慮すべき点がまとめられています。
私は、こうしたご依頼文書を通して、新しい知識を得る機会をいただいています。
今回は、てんかんの発作への対応です。
私は間違って認識していました。
「ハンカチを口に入れることはしてはいけません。」と、書かれていて驚きました。
昔は、割りばしにハンカチなどの布を巻いたものを口に入れる対処方法があり、私はそういうものだと思っていました。
ところが、まったく逆!
やってはいけない!と断言されていたのです。
家で「公益社団法人てんかん協会のホームページ」で確認してみました。
以下はそこからの抜粋です。
発作中にしてはいけないこと
発作は止めようとして止まるものではありません。
体をゆする
大声をかける
叩く
押さえつける
このようなことをしても、発作が早く終わることはありませんので、注意しましょう。また、口を無理にこじ開けて指や箸、スプーン、ハンカチなどを入れてはいけません。気がついた時には、すでに口の中をかんでしまっていることが多く、役立ちません。かえって口の中を傷つけたり、歯を折ったり嘔吐を誘発します。
また、発作が終わった直後の意識が曇っている間に、水や薬を飲ませてはいけません。窒息や嘔吐の原因になります。発作中は騒がず注意深く見守ることが大切です。
誤った知識は、逆に悪化させてしまうので危険だと思いました。
音訳に携わらなければ、知ることもなかった世界を、またひとつ広げていただきました。
ありがとうございました。