最後の授業

あがり症

私の今年度最後の授業がありした。

学生たちが社会に出る前にと、ウエジョビ(上田情報ビジネス専門学校)が力を入れた「伝える力」を育む授業に臨みました。

最後の授業は、全員が「4月からの新生活について」をテーマにスピーチをしました。

話しを聴く側の盛り上げもあり、素晴らしい空気に包まれました。

私が指導させていただいた学生たちの感想が寄せられました。

「最初は、しゃべるのが苦手でいやだったけど、次第に楽しくなってきた」
「クラス全員の前でしゃべれるようになった」といった感想が多くありました。

・他人と比べない
・少しでもいいから、前進したところを書き留める。

これらは、私が認定講師となっているあがり症克服協会の鳥谷理事長が言っていたことで、授業でも伝え続けました。

メンタル面でのアプローチは、あがり症克服協会のノウハウも取り入れ、各人の歩むスピードを尊重しながら、1年間を通して「伝える」ことを学びました。

アナウンサーと同じ、発声や発音練習もしてきました。

「話す」ことを学んだ事実だけでも、学生が社会に出た時に自信につながると信じています。

話すことは、生涯かけて学ぶことです。

そのきっかけになれば嬉しいです。

人前で話すことが苦手で、会社を辞めようと考えたり、薬に頼ろうとしたり、苦しむ人が多いのが事実です。

でも、学生は気付いてくれました。

伝えることは楽しいことです。

幼い時に発した言葉「ねえ、聞いて!」といったワクワクした気持ちを呼び覚ますことができたのではないかと思います。

学生たちが、これから少しでもこの授業を思い出すことがあれば嬉しく思います。