ヴァイオリンにも大人の思考癖

ヴァイオリン

ヴァイオリンを大人になって始めた私は、大人ならではの妙な思考癖にぶつかっています。

きょうのヴァイオリン教室で、先生からご指摘いただいたことです。

私は、弓をダウン(下向きに)でひく時、頭で弓を持つ右手の到達点を考えて弓をひいてしまっています。(あまり自覚はありませんが)

そのため、腕に力が入ってしまい、音の響きが出ません。

子どもは、無心に音に集中して弓をひき、その結果が、右手の到達点になっている、というのです。

無駄な力が腕に入らないために、伸びやかな音が出ます。

思わず先生に、「人生みたいですね!」と言ってしまいました。

今の今。この連続が人生。

大人は先の心配ばかりで、今に集中しきれていません。

人生も、ヴァイオリンの弓運びも、音を奏でている「きらめく時」の積み重ね。

今を「まていに」と、改めて考えさせられました。