音訳のボランティアに行ってきました。
「ボランティアかわらばん」の12月号を読ませていただきました。
視覚障がい者には、CDにしてお届けするほか、ホームページでも聴くことができます。
音訳にもルールがあって、写真は「音訳マニュアル」の本です。
記号の読み方などの、全国統一ルールが書かれていて、調べながら読んでいます。
前日、東京で開かれた音訳者が集まった会合の会議録が音訳ボランティアの部屋にあり、手に取って読みました。
音訳者の世界も例外ではなく、高齢化が進んでいるという問題点が指摘されていました。
若い人を誘っていかないと、先が心配だというのです。
一方で、「利用者のことを考えると、きちんとした訓練も必要であり、それなりの志を持って取り組んでもらえる人でないといけない」、とも。
「入れ歯で聞き取りずらい」、「読みの癖がひどくて直らない」、そういった方は音訳を辞めてもらい、校正にまわってもらうべき。そうしていかないと、我慢して聴いている視覚障がい者の方が、逆にボランティアをしている感覚になってしまう、といった厳しい指摘もありました。
誰のために・・・
何をやるにもそうですが、何のため、誰のため、これを忘れてはいけないと、あらためて思いました。