木島平村で、おにぎりを食べました。
千曲川が流れる谷の方から、ずっと高い私がいる場所へと渡ってきた風は、草の匂いがして、全身を洗い流してくれるような爽やかな空気でした。
思い切り深呼吸しました。
先日の授業で、みんなで1分間、静かに心を落ち着けて、ゆっくりと呼吸をしました。
丹田を意識して。
「心が落ち着く景色を思い浮かべてやってみよう!」と呼び掛けました。
何を思い浮かべるか、数人に尋ねてみました。
女子学生:「夜の静かな海で、満天の星空を眺めている自分」
ああ、何てロマンチックなんでしょう!
次に、一人暮らしをしている男子学生に尋ねると・・・
男子学生:「実家です。」
「自然に囲まれているの?」と尋ねてみると・・・
「いえ、家が周りにある場所です。でも落ち着く場所です。」
ああ、何て素敵な答えなんでしょう!
育った場所には、そこでしか感じられない空気や匂いや風の音があります。
それが、心を落ち着けてくれることに気づいていているとは、なんと心優しい学生なんでしょう。
みんなで1分間、窓から美味しい空気を入れながら、静かに呼吸しました。
1分が経過した教室は、清々しい空気が広がっていました。
みんな、どんな景色を思い浮かべたのかな?
頭の中の景色をのぞいてみたくなりました。