「導く」なんて、おごってはダメ

伝える

全盲で太平洋横断のセーリングを成し遂げた岩本光弘さんの著書は、どのページも、本当にずっしりとした内容で、全てをご紹介したいくらいです。

教職に就いていたこともある岩本さんの書かれた文章に、教壇に立つ私自身を省みて、ドキッとさせられました。

教員をしていた若かった頃は、この精神的に曲がった生徒は俺が治してやるんだ、いい成績にしてやろう、学校に来させよう、前を向かせよう。(中略)

それは駄目でした。私の「我」が出ているだけなのです。


「見えないからこそ見えた光」(ユサブル)

あくまでも、本人が自発的に行動を起こせるように手助けするだけだと。

岩本さんは、お手伝いできることはほんの僅かなこと、とおっしゃっています。

その文章の前後に「宇宙」という単語が出てきます。それを、ここでポンと紹介すると、「宗教?」と、誤解されてしまうのが心配なので、それは、本を読んでいただくほうがいいかと思います。(宗教とかではありません)

 

きょう、美容室に置いてあった本にも同じように「宇宙」をキーワードにしたセラピーの本がありました。(著書の名前は忘れましたが、2000万円の借金地獄を脱した人の書いた本です。これも宗教ではありません。)

そこには、「ありがとう」と感謝をすることが、幸せな人生に導くといった内容が書かれていました。

あれ?これって「鏡の法則」と同じことじゃない!

どれも根幹が同じなんだなあと、不思議でした。

 

脱線しちゃいましたが、「学生を導く」なんておごった考えはなかっただろうか、と反省しました。

「我」が出ていないか、自分を常に律していきたいと思います。