ほかほかのお弁当

まていに

夫の勤め先の食堂は、密集、密接、を避けるために、4人のテーブル席は、はす向かいの2席のみの使用となったそうです。

つまり、食堂に入れる人数は半分に。

「お弁当を持って行く?」と尋ねると、「食堂以外に食べる場所がないから、いらないよ」と。

「そうだ!私がお弁当を届けるから、一緒に車の中で食べない?」

この誘いに乗ってくれました。

私は家の時間がたっぷりあるので、昼食までの時間を逆算して準備できます。

お弁当といっても、卵焼きくらいの質素なものですが、おにぎりだけはにぎりたてのホカホカ。

コーヒーもドリップしたてのアツアツをポットに入れて、車で夫の勤務先に向かいました。

 

昼休み、近所の木陰で一緒にお弁当を食べました。

緊急事態宣言が出てから、エレベーターを使わず階段を使い健康にもいいし、空気のいいところでお弁当を食べる時間もできました。

いいこともあります。

 

帰りにマンションの階段をのぼっていたら、上から走って階段をかけ降りてきた男性が、急にUターン。

「あれ?階段でジョギングでもしてるのかな?」と思って、私が階段をさらに進んでいくと・・・

その男性が、手で「ストップ」の合図を出しながら、こちらを向いて立ち止まっているではありませんか。

もう片方の腕で口を覆いながら、「すみません!私はマスクをしていないので、ここですれ違わない方がいいと思います。反対側の階段を使ってもらえませんか?」と。

「はい!」と笑顔で挨拶を交わし、私は反対側の階段を使いました。

意識が高く、立派だなあと感心し、私も頑張れるだけ「密閉、密集、密接」を避ける努力をしていこう、と思いました。