「何のため」一致すると最強

音訳

行政文書の音訳版が完成しました。

けっこうなボリュームで、お受けした時は、正直、納期までに完成するか不安でした。

今日、お届けすることができて、達成感を感じています。

 

この音訳では、多くの方がひとつの目的に向かって頑張りました。

「必要とする方に、一日でも早く音訳をお届けする」

この一点でした。

「何のためか」の問いに、全員が同じ目的でブレませんでした。

① 行政の担当者の方

音訳する資料を、音訳を必要としない場合よりも1週間以上早く揃えてくださいました。このタイミングは、とてもご苦労されたと思います。

休日も、手元に資料を持って、音訳者の質問に答えてくれました。

音訳の最終チェックも、迅速に行ってくださいました。

② 音訳者(私以外の方)

かなり集中して読み込んでくれました。なおかつ、自己校正もバッチリでした。校正後の読みの修正も、その日のうちに済ませてくださいました。

③ 編集者・校正者

機材の準備から、データ編集、完成品のチェックなど、確認はバッチリでした。

必要とする視覚障がい者の視聴環境も確認してくれました。

音訳者のデータのやりとりは、車を走らせ奔走してくれました。

④ その他の方々

経験値からのアドバイスをくださった音訳ボランティアの先輩方、CD版の印刷など手伝ってくれた編集者の同僚など、うれしい協力ばかりでした。

 

私は、「何のため」を見失わないように心がけています。

自問しないと、無意識にずれてしまうからです。

例えば、「早くできると思われると、次が苦労する」とか、「割に合わないな」とか、一人でも保身が先にくれば、チームワークは生まれなかったと思います。

「必要とする方に、一日でも早く音訳をお届けする」目的のため、全員が精一杯やる清々しさがありました。

携わることができて、ホント良かったです。

ありがとうございました。

 

そして、FMぜんこうじのタイムテーブル(番組表)の音訳も、私、頑張りました!

FM番組は横文字、アルファベットの番組名や、読めない番組パーソナリティーのお名前が多く、「FMぜんこうじ」さんや「J-Wave」さんへ読みの確認を電話でさせていただきました。

どちらも、お忙しい中、かなりの量の読み方を、快く教えてくださった上に、励ましのお言葉までいただきました。

「こんな問い合わせ電話はご迷惑かな」と恐る恐る電話していた私にとって、思いもよらぬ励ましのお言葉に、かなりのパワーをいただきました。

こちらも、音訳が終わり、校正をお願いできました。

待っている方に、早くお届けしたいので頑張りました。

 

こんな温かい言葉に囲まれるなんて、やってて良かったと思いました。

「何のため」がブレなければ、想いは伝わるし、最強の力が集まるものだと思いました。

本当にありがとうございました。