中村天風と笑い

あがり症

長野市で開かれた「天風会創立100周年記念講演」に行ってきました。

「天風会」は、中村天風氏の考えを伝える公益財団法人だそうで、私はよく存じ上げませんでした。

偶然、ボランティア情報の音訳をしていて開催を知った次第です。

今回のイベントの告知が書かれていて、音訳をしながら、「天風?聞いたことあるなあ・・・」と思って、「あっ!あの方だ!」と思い出しました。

内田樹氏の本の中で、紹介されていた人です。

明治生まれの人で、松下幸之助や稲盛和夫、大谷翔平選手も影響を受けた、とされています。

中村天風は、「人間、取り越し苦労しては駄目」という考えを述べています。それは、ネガティブなファクターだけを拾うからだそうです。

これは、あがり症克服で言っていることとピッタリ。

「失敗したらどうしよう」「間違えたらどうしよう」などなど、あがり症の人の思考パターンは、ネガティブファクターを拾い上げる取り越し苦労だからです。

①怒るな ②恐れるな ③悲しむな ④憎むな ⑤妬むな ⑥悪口を言うな ⑦取り越し苦労をするな」

中村天風の七戒

 

さて、きょうの後援会は、天風会の愛知県の医師、松本光正先生が「笑いと健康」と題して、お話ししてくださいました。

感動・感謝・感激

三感王。

感謝が笑いを産む。なんにでも感謝感謝

一日100回のありがとう!

松本光正医師のレジュメより

「感謝と笑い」が自然治癒力を上げてくれるというお話しでした。

松本先生は、冗談を織り交ぜながら軽快にお話しされていて、会場は笑いに包まれていました。

例えば、夜眠れないという悩みについては・・・

「そのうち、ねられますから(死にますから)・・・起きているのが人生です」と。

会場は大笑い、でも、納得・・・

 

休憩をはさんで、三遊亭圓歌師匠による中村天風にちなんだ落語があり、あまりの楽しい落語に、声を出して笑ってしまいました。

あすの朝、(もし生きていて)目が覚めたら、ニコッと笑うことから初めてみよう(笑)