中村文昭さんの「天命追求型」って?

まていに

きょう、上田情報ビジネス専門学校(ウエジョビ)で、中村文昭さんの特別講演会が開かれ、私も聴講させてもらいました。

中村さんの著書を読んだのは10年ほど前だったと思います。

その中の言葉が、私の仕事の軸になっています。

「何のために」

報道デスクをしていた時、常に判断を迫られました。

その時、中村さんが本の中で述べていた「何のため」の言葉に、どれほど救われてきたことか・・・・。

「視聴率をとるため?」「他局がやっているから?」「上司に褒められるから?」

いやいや、「このニュースを見ている方のためなんだ!」と、「何のため」かを見失わないように自分に言い聞かせて、間違った方向に行きそうな自分を戒めて判断してきました。

 

きょう、ご本人の講演を初めて聴くことができました。

たくさんたくさん、感銘を受けましたが、そのうちの一つだけ、ここでご紹介させていただきます。

それは、人には「目標達成型人生」と「天命追求型人生」の2つがある、ということです。

夢を持ってそれに向かって歩む人生は、「目標達成型人生」

例えば、大谷翔平選手やイチローさんです。

若者には、どうやら「目標達成型人生」しかないような言い方を大人はしてしまいます。

夢を持てなければダメみたいな言い方を、大人はしてしまいがちで、「夢を持て」と言って追い込んでしまう場合もあります。

中村さんは「夢なんて、あわてて持たなくていいよ」と言ってくれました。

なんと救われる言葉でしょう!

中村さんご自身が、高校生の頃、夢を持って生活していたわけではなかったそうです。

人との「ご縁」によって、今の中村さんがあるように、ドンピシャとあてはまる『夢にも思わない人生』があると。

そのためには、目の前のことを、人に喜んでもらうように懸命にやろうと、語り掛けてくれました。

 

今の私も、まさに「夢にも思わない人生」です。

ご縁によって、こんな素晴らしい学生、そして先生方とご一緒させていただき、感動をいただき、きょうも、そのご縁で、こんなに素敵なお話しを聞くことができました。

中村さんの講演は、時間があっという間に過ぎてしまい、もっともっと聴きたい気持ちになりました。

ありがとうございました。