11日の「何で人前でお〇らしちゃダメ?」の、根拠となる出典、探していたら見つかりました。
道元禅師の「正法眼蔵隋聞記」です。
「世俗の礼にも、人のみざる拠あるいは暗室の中なれども、衣服(えぶく)等をきかゆる時も、亦(また)坐臥(ざが)する時にも、放逸(ほういつ)に隠処(かくしどころ)なんどをも蔵(か)くさず無礼なるをば、天に慚(は)ぢず鬼に慚ぢずとてそしるなり。只だ人の見る時と同じく、かくすべき処をもかくし、はづべきことをもはづるなり。仏法の中も亦戒律かくのごとし。然(しか)あれば道者(どうじゃ)は内外(うちそと)を論ぜず、明暗を択ばず、仏制を心に存じて、人の見ず、知らざればとて悪事を行(ぎょう)ずべからざるなり」
心に残った言葉は、書き留めていかないと、どこにあったかな、と探してしまいます。
読むよりも、こうして文字にして起こしてみたことで、さらに心に響きました。