中学生の時、英語の先生から「沈黙は殺意なり」という言葉を教えてもらいました。
先生は、「英語圏のことわざ」とかおっしゃっていたと思います。
それ以来、間が空くのを必要以上に心配するようになってしまいました。
最近、ラジオ番組で、朗読をする機会がありました。
収録に向けて、「自分の朗読を録音してチェック」を繰り返して練習しました。
自分ではすごく間をとったつもりでも、録音を聴くと、全然、間が少ないのです。
聴く人が、納得する時間を作る配慮が、私には足りないのでしょうね。
学生は、もっともっと間が短いです。
早くこの時間が過ぎればいいとばかりに、先へ先へと進んでしまいます。
そこで、荒療治!
文章の句点のところで、顔を上げて、心の中で「わかりましたが?〇〇さん」と呼びかける気持ちで視線を送る、大変不自然な間を強制的に作ってみました。
すると!
びっくり!
伝わるのです。届くのです。
練習していけば、さらに良くなると手ごたえを感じました。
間の大切さ、改めて気づかされました。