久々の診察日。
ドクターは、レントゲンを見ながら「骨はくっついた」と言ってくれました。
ポッキリと折れたので、完全にくっつくまで半年かかりました。
そこで、プレートをどうするか?
「違和感ときしむ感じがするのでプレートを取りたい」と、希望を伝えると
「違和感の原因は、プレートだけとは言えない。手術しても違和感は残るかもしれない」とのこと。
左手の甲側の手首が少し出っ張っているように見えることについても尋ねてみました。
「その位置にはボルトはない。ボルトで出っ張っているのではなく、おそらく、骨が再生する時に太くなるので、そのせいではないか。」とのことでした。
ドクターは手術の予定帳を開きながら、手術日を決めてくださり、来月(1月)下旬に決まりました。
早速、手術に向けての検査をやっていくことに。
採血と心電図。
看護師さんから、手術の説明を受け、書類にサインをしたり、手術前2週間の検温など健康チェック表を受け取り帰宅。
ああ、もうすぐドクターともお別れかあ。
ドクターは、ポーカーフェイスで、多くの言葉を交わすこともなかったのに、ちょっと寂しいような不思議な感情。
ドクターはとても素敵な方なんです。
それを感じさせてくれたのは、骨折の手術をした時です。
私は夜遅くの手術となってしまいました。
手術が終わり、レントゲン技師さんが手術室に来てくれて、レントゲンを撮って確認。
手術完了となった時、そのドクターがレントゲン技師さんに
「遅くまですみませんでした。ありがとうございました。」と声を掛けていました。
その声掛けを聴いて、「わあ、何て立派な方なんだろう」と思ったのです。
私のために、多くの方が夜遅くまで働くことになってしまっているのは、レントゲン技師さんだけでなく、ドクターも一緒のはず。
一番、大変だったのはドクター。
それなのに、気遣いをきちんとできる方なんだなあ。
手術中の看護師さんへの指示の声もとっても落ち着いていて温厚な感じ。
素敵だなあ、こんなことを手術中に感じていたのです。

ドクターのおかげで、無事、骨がくっつきました。

ありがとうございました。