上田市中心部のあちこちの商店ショーウィンドウに、「こっぱ人形」が飾られています。
2月24日までの期間で開催されている「まちなかこっぱプロジェクト」です。
こっぱ人形とは、上田市立美術館の説明によりますと『高さ5㎝から10㎝程度の木製の人形です。大正時代から昭和初期にかけて、全国の農家の人々が手作りしました』と。
ホント小さくて驚きました。
小さい人形だけあって、ショーウィンドウにちょこっとあるのを見つけると「あっ!ここにもあった」「見つけた!」ととても楽しいのです。

きょうは、2店舗で新たに発見しました。


手作りの工芸品である農民美術は、1919(大正8)年に芸術家・山本鼎の発案により神川村(現上田市)で始まったものです。
(中略)
農民美術の生産が始まってから、ちょうど100年目を迎えたことを、多くの人に知ってもらうため「まちなかこっぱプロジェクト」が企画されました。
上田市立美術館のリーフレットより
どれだけ見つけることができるか、ゆっくり街を散策しながら挑戦するのも楽しいと思います。
さて「こっぱ」と言えば・・・
私の前職、テレビ局時代にあった笑い話です。
先輩が新人の後輩に、「おい!ゴッパ持ってきてくれや!」と。
ゴッパとは、「SM58」というマイクのことで、現場では「ゴッパ」と読んでいました。
新人の後輩は、大道具庫へ一目散に走っていき、息を切らせながら「持ってきました!」と。
その手には木っ端(こっぱ)!
大道具庫で木の切れ端を見つけて、持っていったのです。
「おい!木っ端じゃないか!ゴッパだよ!」と言いながらも、先輩は笑ってしまいました。
当時、新人さんだった彼は、今では貫禄たっぷりのカメラマンになっています。
息を切らせながら持ってきた一生懸命さがあったから、成長を続けてきたと思います。
先輩たちにも可愛がられていました。
何でも一生懸命、全力でやるって素敵ですね。