喜多方へ

まていに

福島県の喜多方へ

そこで喜多方ラーメンをいただきました。

たずねた「蔵美」さんは、ガラっと戸を横にひいて店内に入った瞬間の感じが好きです。

昔からのラーメン店の机の並びと正面の厨房

ラーメンスープも野菜のうまみがとてもよく出ていて私は大好きで、訪ねるのは、きょうが3回目くらいでしょうか。

 

途中、会津坂下町にあるの恵隆寺(えりゅうじ)をお参りしました。

国重要文化財のお堂の中に、これまた国重文の立木千手観音観音さま。

観音さまは高さが8.5メートル

お寺の縁起によると808年に彫刻されたそうです。

見上げる大きさに、思わず「わあーっ」と声をあげてしまいました。

二十八部衆と雷神・風神が観音さまの両側にずらっと並んでいて、それはそれは、圧巻でした。

お寺のその歴史は、さかのぼること飛鳥時代から。

775年にお寺が消失したのち、空海が千手観音を「この木で造るように」とおっしゃってつくられたとか。

 

長い歴史を見続けてこられた観音さまは、今の新型コロナウィルスについてどのようにご覧になっているのだろうか、と考えてしまいました。

1400年前から、幾多の争いや疫病、災害を見続けていらっしゃる観音さまは、とても静かにお優しい表情で私を見下ろしていました。

「うろたえるなかれ、強くあれ」とおっしゃっているように私には見えました。