仏像を見るのが好きです。
中でも「鬼子母神(きしもしん)」は、子どもを愛おしく抱きかかえる慈悲深いお姿で、とっても好きです。
東大寺の二月堂にも安置されていました。
きょう、学生に「鬼子母神」について話しました。
右手にザクロを持っています。
「鬼子母神」は、昔、人間の子どもを食べるのが大好きで、さらってきては食べていました。
それを知ったお釈迦様が、「鬼子母神」の末っ子をこっそりと連れ出したのです。
とても可愛いがっていた自分の子どもがいなくなり、鬼子母神は泣き叫び悲しみました。
お釈迦様は、子どもをなくした親の悲しみを諭したのです。
それからは善人となり、人間を食べたいと思った時は、ザクロを食べて我慢して、人間を守る神となったということです。
自分が嫌いという人は、どうしても自分の中の鬼を許せなくて苦しんでいます。
周囲の人は、みんな善人なのに、私は鬼みたい、と言って責めてしまいます。
でも、鬼の心と仏の心があるのが、たいていの人間。
だから、自分を嫌いにならないで欲しいです。
鬼子母神の「ザクロ」は、鬼の心が出ないようにするためのもの。
あいさつや掃除は「ザクロ」なんじゃないかな?
鬼の心が見えてきたら、自分からあいさつしてみよう!
ザクロの小さな粒を口に入れるのと同じくらい小さなことでいいから、鬼にならないおまじないをしよう。
アニメ「鬼滅の刃」の主人公の妹・禰豆子(ねずこ)も、人間を食べたくなる鬼にさせられてしまいました。
上田市は、今、PayPayで買うと30%戻ってくるキャンペーンをしています。
ウエジョビから駅までの道沿いには、3店の書店があります。
「鬼滅の刃」の本は、キャンペーンの恩恵にあずかりました。