「地平線を追いかけて満員電車を降りてみた」

紀里谷和明氏の著書「地平線を追いかけて満員電車を降りてみた」をお借りして読みました。

面白すぎて、むさぼるように読んでしまいました。

どんな本かというと・・・

小説のような、ドキュメンタリーのようなファンタジー?

身につけている重くて厚いコートを脱がせてくれる太陽のような感じの新しい感覚の本でした。

紀里谷氏が、「いっさい妥協のない形で世に送り出したい」と願って「完成までに4年半もの歳月を費やすこととなりました」とあるだけあって、登場人物が発する言葉ひとつひとつが重みのあるものでした。

 

大きく5つの話が出てきます。

① 成功したいあなたへ

② 自分を好きになれないあなたへ

③ やりたいことが見つからないあなたへ

④ 仕事がうまくいっていないあなたへ

⑤ 人生をあきらめかけているあなたへ

  

それぞれ1人ずつ、悩める若者が登場し、謎の支配人に問いかけられることで、自分に向き合い心の声に耳を傾けていくのです。

例えば、「やりたいことが見つからないあなたへ」の章。

大人が何気なく口にする「大きくなったら何になりたい?」という言葉は「自分は何かにならねばならない」という強迫観念を受け付けてしまっている。

「何になりたいのか」でははく「どうありたいか」なんだと、支配人は若者に言います。

心の声をちゃんと聴いているのか?と。

 

本の冒頭にこう書かれていました

この物語は実話を元に創作したものであり、

すべてが実践によって検証済みである。

  

世間の価値観や常識は、特に現代はコロコロと変わっていきます。

そんな時代に生きる人すべてにオススメの本です。

特に未来ある若者は、これを読めば勇気が湧いてくるとおもいました。