母と姉と諏訪へ
上諏訪温泉にある片倉館(国重要文化財指定)の千人風呂に入ってきました。
私は、小学校入学前に入って以来です。
深さは1.1メートル。
あの時は、私は小さくて、足が底につかず、母にだっこしてもらって入ったのを覚えています。
大人になり、やっと、底の玉砂利の感触を楽しめました。
母は「体が浮いちゃう、浮いちゃう・・・」と言いながら、はしゃいで入っていました。
私が幼かった時は、母が私を抱きかかえてくれましたが、あれから〇年・・・私が浮いちゃう母を押さえる(?)までに大きくなりました(笑)

片倉館のパンフレットから、片倉館設立の趣旨を転載させていただきます。
明治6年(1873)に岡谷で製糸業を興した片倉組の中で、後にシルクエンペラーと称された二代片倉兼太郎は、大正末期にヨーロッパ、北米などへの視察旅行で地域住民への福祉施設が大変充実していることに感銘を受けました。
地元の諏訪地方にも、そのような施設を作りたいと考え、片倉同族の有志より基金80万円(現在の数十億円)を集め、温泉大浴場やサウナなどを備えた文化福祉施設を建設しました。
昭和3年(1928)10月に片倉館が諏訪湖畔に完成し、ほぼそのままの姿で現在に至っています。
大理石造りの浴槽、ステンドグラス、彫刻・・・
映画「テルマエロマエ」の世界がここにはありました。