きのうのブログでも紹介した「身体の言い分」(毎日文庫)。
書店で何気なく手にとった本です。
目次を見ると、第1章が「今の自分を肯定する」とありました。
これって、私が授業で学生たちに育んでほしいと願っていることではないか!と。
さらに、第2章に「ソシュール的スタンス」とありました。
今、私が、どうしてもソシュールを知らずして「伝える」テーマを進めることができないと思っていたそのものでした。
この本を手に取るには、すごい偶然がありました。
駅に迎えに来てくれる夫が、「仕事で少し遅れる」と連絡があり、書店に立ち寄って時間をつぶした偶然。
夫の仕事が遅れなければ、この本に出合えませんでした。
さらに、私が「伝える」ことを追及していなければ、この本を手に取ろうとは思いませんでした。
「伝える」ということは、身体の問題抜きには進めないと感じていましたので「身体の言い分」というタイトルが目に留まりました。
さらにご縁を感じたのは、この本の2人の著者のうちのお一人、池上六朗氏が私と同じ出身地の松本市生まれで、松本市で施術をしている方でした。
もうお一人の内田樹氏は神戸女学院大学名誉教授で、哲学者。ソシュールも研究されていらっしゃいます。
内田氏は次のようにまえがきで、池上氏との出会いに触れて以下のように述べています。
まったく偶然な出会いというものはこの世にありません。僕たちは「宿命の糸」に導かれて人に出会う。そして、次々と出会いが重なるうちに、そこに独特お厚みと奥行きをもった「場」が出来上がる。
(中略)
出会うべき人とは必ず出会う。本当にそうなんです
身体の言い分 まえがきより
つくづく、今の私もそうだなあと思います。
この本との出会い、上田情報ビジネス専門学校(ウエジョビ)との出会い、あがり症克服協会の鳥谷理事長との出会いもそうです。
すごく不思議なことだなあ。