「身体の言い分」(毎日文庫)の中で、松本市出身の池上六朗氏がおっしゃっていたことを、ちょっとやってみました。
それは、体を反る時、ちょっとしたイメージを持つだけで大きく反ることができる、というものです。
本当にそうで、びっくり!
皆さんもやってみてください。
ある時、九州の高校に呼ばれましたね。その場を制しちゃわないといけないですよね。それでね、「ちょっと立ってみて」「反ってみてくささい」「いまこの部屋全体が上から見て左回りに回っているとイメージしてみてください」「この部屋全体が回っているんですよ」「そこで自分のカラダをほんの少し左に傾けてください」「もう一度カラダを反らしてみてください。さっきより大きく反れたでしょう」こういうことを、講堂でやるんです。そうすると会場がひとつになって、わーっとなる。
身体の言い分より
右回りではなく、左回りがいいようです。
イメージすることは大切です。
ヴァイオリンの音色を出す時でも、「雨だれのように」とか、先生に教えていただいて、それをイメージして音を出すと変わります。
腹式呼吸の時も、息を吐くとき、体全体からキラキラと美しい星屑のようなものが出ているとイメージしてやると、とても気持ちいいです。
身体が、イメージで柔軟になるのが不思議です。