喜多川泰さんの著書「母さんのコロッケ」を読みました。
主人公は男性ですが、共感するところがあり、一気に読んでしまいました。
主人公も、私も、会社員を辞めて、新たな道を歩もうとしています。
この本を読んでいて思い出したことがあります。
どう関連するかは、本をこれから読もうとする方のために、詳しい説明は省きます。
きょうから上皇后になられた美智子さまが、教育について以前、語られたお言葉です。
「幸せな子」を育てるのではなく、
どんな境遇におかれても「幸せになれる子」を育てたい。
以前、上田情報ビジネス専門学校(ウエジョビ)の副校長、比田井和孝先生に用件がありメールをお送りしたときに、その日の新聞に美智子さまのそのお言葉が掲載されていため、添えました。
比田井先生から「まさに、ウエジョビが目指しているものです」といった返信をいただきました。
私は、このお返事に、とても心が温かくなったのを覚えています。
喜多川泰さんの「母さんのコロッケ」にもこんな一節がありました。
「今の子供たちは、自分のほしいものを手に入れ続けるのが幸せだと教えられて育つ。しかし、その先に待っているものは幸せではない。
なぜなら、人間は自分が誰かから必要とされていると感じて初めて幸せを感じることができる存在だからだ」
喜多川泰さんには、先月、ウエジョビの入学式においでいただき、ご祝辞をいただきました。
醸し出される雰囲気が素敵で、素晴らしい祝辞に、その場でメモを取りたくなりました。私はステージ上に整列して座っていたため、メモできませんでしたが。
ご多忙でしょうに、全く労を惜しまない方です。
喜多川さんだけ、一日が48時間あるんじゃないかと思うほどです。
きょうから始まった「令和」が、平和であることを願っています。
「母さんのコロッケ」を読んで、平和を願う気持ちが、より一層強くなりました。