きのう訪れた山形県遊佐町の海岸。(日帰り強行でした)
自然の岩に彫られた磨崖仏

歩いていくと、突然、目の前にあらわれ、何度訪れても、毎回、圧倒されてしまいます。
岩に砕ける波の音を聞きながら見ていると、彫った僧侶・海寛の祈りが伝わってくるようです。
遊佐鳥海観光協会のHPによりますと、海寛和尚が、托鉢をして集めたお金で、石工たちを指揮して、5年の年月をかけて、明治元年に完成させた、とあります。

江戸末期から作成が始まり、明治元年に完成。
明治、大正、昭和、平成、そして令和と、150年もここで波風にさらされながら見守ってくださっている仏さま
そこで聞いた波の音を、今、思い出しながら振り返っていたら、気持ちが鎮まります。
不思議な感じです。