自衛隊機に思う

まていに

千曲川が決壊し、私が住む長野市も大きな被害が出ています。

義母の住む小布施町も被害が出ていて、けさ、行ってきました。

その道中は、通行止めの道があり、迂回しながら向かいました。

上空を、救助に向かう自衛隊機が飛んでいました。

自衛隊のみなさんには頭が下がります。

 

思い出してしまいます・・・

自衛隊の元パイロットさんに、テレビ局のヘリの操縦をお願いしていたことがありました。

その方がホバーリング(空中の同じ位置にいること)について次のように言っていたことを思い出します。

「ホバーリングは、カーブミラーを平らに手に持って、その上に置いた玉を同じ場所にキープするくらい難しいんだよ」と。

上空でホバーリングするヘリから家に取り残された人を救出する映像を見るたびに、このパイロットさんの言葉が頭に浮かびます。

とても困難な任務を遂行して、私たちを救出してくださっているんですね。

 

それを教えてくださったパイロットさんは、もうこの世にはいません。

私の夫は、このパイロットさんだったからこそ、今こうして生きているんです。

というのも、夫が乗ったヘリのエンジンが止まり、操縦不能になってしまったんです。

操縦桿をにぎっていたのが、そのパイロットさんでした。

とっさに、機頭を真下に向けて降下。

真下に向けたことで、エンジンに空気が入り、燃焼が始まり、無事ヘリポートに戻ってくることができたんです。

幸い、高い高度で飛行していたため、墜落を免れました。

とっさに、真っ逆さまに機頭を向ける判断ができたのは、このベテランパイロットさんだったからこそです。

今の私が、こうしていられるのも、その方のおかげです。

 

人を救うお仕事をされている方々は、本当に尊いです。

上田情報ビジネス専門学校(ウエジョビ)の卒業生も、警察、消防、自衛隊、海上保安庁など、私たちを守る仕事をしています。

卒業して、凛々しい姿の写真を見ることがあります。

今、一生懸命、任務を遂行しているんだろうと思うと、無事を祈らずにはいられません。