褒められた時、何と言っていますか?
「いや~、そんなことないです」
こんな口癖ないですか?
あがり症克服協会の受講生さんたち、つまり、あがり症の方にこの傾向が強いと、講師の先生方が言っています。
(あがり症克服協会HP https://agarishow.or.jp/ )
「そういう時は『ありがとうございます。次も頑張ります!』と言うようにしましょう!」
そのように指摘して言葉を変えていただくと、あがり症克服のスピードが上がったそうです。
私自身、褒めていただいた時、「すみません。あんな程度で・・・」と最初に言っていた人間でした。
上田情報ビジネス専門学校(ウエジョビ)の卒研グランプリの司会を初めて務めさせていただいた時のこと。
グランプリが終わり、自分自身では、段取りの失敗とか、もっとああすればよかったなど、反省点がたくさん頭に浮かんできました。
そんな時、比田井副校長先生から感謝とお褒めの言葉をいただきました。
瞬間の私の反応が
「すみません、あんな司会で・・・・」
すると、比田井先生が「何で『すみません』って言うんですか?」と。
ハッと気づきました。
私の「すみません」は、「反省点は自覚しているから、指摘しないでください!」という心のバリアだったのではないか。
一瞬、謙遜のように聞こえていても、それは「あなたのお褒めの言葉はお世辞です」と言わんばかり。
「あなたの私へのジャッジより、私の私自身へのジャッジの方が正しい」というおごり。
謙遜のように聞こえても、おごりだったのだと。
素直に言葉を受け止めていなかった自分に気付かせていただきました。
レストランで美味しい食事を頂いた時、シェフの方に「美味しかったです。」と声を掛ける・・・
「いや~そんなに美味しくできませんでした。すみません」なんて言うシェフがいたらガッカリです。
笑顔で「ありがとうございます!またお待ちしています!」という言葉が返ってくると、勇気を出して「美味しかった」と伝えて良かったとお客さんも思うはずです。
お客さんもシェフも、ハッピー💛
学生たちに、「褒められたら、笑顔で『ありがとうございます!』と言おう」と伝えました。
「ありがとう」と言うことで、晴やかな気持ちになるものです。
もしも、褒めた側が全くのお世辞だったとしたら、そこまで笑顔で「ありがとう」という言葉が返ってくると、罪の意識を感じて、次からは本音でお伝えしようとするはずです。
「あいつ、褒めたこと真に受けてやがる」とニヤっと笑う人は、性根が悪い人です。
「大きな声が出るようになったね」
「ありがとうございます!」
少しはにかんだ愛らしい笑顔で、その言葉が返ってきました。
私がハッピーな気持ちになりました。