話し方の講習のため、東京へ行ってきました。
(講習会が行われたビルから撮影した東京駅です。)
どんな講座でも、腹式呼吸は基本中の基本です。
今回も、腹式呼吸の基本をトレーニングしてきました。
きょう、目からウロコだったのは・・・
腹式呼吸を知るためのアプローチの仕方です。
腹式呼吸を確認するために、それとは違う胸式呼吸をきちんと確認しました。
胸で息をすると、どういう動きをするのかをしっかり確認しました。
胸で息をするのは無意識にやっていることですから、簡単に確認できます。
習得したい腹式呼吸は、それと違う息の取り入れ方をすればいいのです。
おやっ!
このアプローチの仕方って、忘れがちですが、全てに通じる、とても大切な学習方法ではないでしょうか!
例えば、足がつかない深いプールを泳いでいて、水面に出ようと手足をバタつかせていたとします。
気持ちは上へ上へです。
でも、逆に、足がつくところまで沈んで、足でプールの底を蹴り上げたら、水面に簡単に顔を出せるかもしれません。
上に行きたいなら、下へ行く。
ちょっと例えは違うかもしれませんが、逆から攻める方法を試すこと。時には大切です。
大学で教育原理の授業を受けた時に、そのようなことを教わりました。
悟りを得ようとしても、「悟りを得たい」という欲があるため、そちらへ向かえない。
ならば逆から、「ひたすら修行する」方向から到達を目指す、といった内容だったと思います。
ソシュールの言語学から宗教に至るまで、教育原理の授業は一番おもしろかったです。
話しがそれてしまいましたが、腹式呼吸がよくわからないという学生のために、胸で息を吸う体の動きを確認することを丁寧にやってみようと思いました。
きょうの講習で、素敵な先生と受講生のみなさんとの新たな出会いがありました。
次回が楽しみです。
ありがとうございました!