長野市中条の知人の山へ、淡竹(ハチク)採りに誘っていただきました。
竹が生える急な斜面に顔を出すタケノコ
30分ほどで、たくさん採れました。

切り口から、既にみずみずしいタケノコの香り
誘ってくださった知人のお父様にお聞きしたら、この竹林は、随分前からあったそうです。
「昔、蚕を飼っていたから、その道具のためにハチクを植えていたんだ」と。
そうか!
蚕台や蚕籠は、竹が素材。
昔は、養蚕農家が道具の材料の竹を育てるところから、全て自前で作っていたのですね。
自然と共に生きてきた先人たちの営み。
今は、山が荒れないように手入れするのが精一杯だそうで、タケノコを採るのも手入れの一つだそうです。
「どんどん採っていって!」とのお言葉に、遠慮なく、たくさんいただいてきました。

採ったタケノコは、早速、家に持ち帰り、タケノコご飯、煮物、サバ缶と一緒にみそ汁にして、美味しい昼食となりました。
採ってから2時間ほどで調理したので、アクもなく、香りも高く、最高の贅沢でした。