木曽郡木祖村薮原へ。
極楽寺では、藤田嗣治の天井画を観ました。
フランスに渡る前に描かれたものです。
とても丁寧に説明をしてくださり、美しい庭園も拝見しました。
カメに見えるように石が置かれていて、その上はマツがツルの形に刈り込まれています。

お昼も薮原のそば店で。

「おぎのや」さんです。
太い梁の風情あるお店で、ゆっくりと美味しいおそばをいただきました。
店主に伺いました。
昔は、ここは国鉄や営林局の宿舎があって、にぎやかだったと。
今も、そのメーンストリートは面影があります。
夕方、帰りに美しい雲を見ました。



もしかして「ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲」?
もし、そうだとすると出現するのは珍しいそうです。
調べてみると、雲に詳しい人が、この雲に遭遇した時、カメラのシャッターを切る手が震えたとも・・・。
知らなければ、「きれいな雲!」だけで終わってしまいます。
きょう、拝見した藤田嗣治の絵も、同じです。
価値があると思うと、そうなるし・・・
価値がわからないと、それなりだし・・・
人間が作り出す価値観って、おもしろいし、おかしいし、不思議!