せーの!脱輪の軽トラ救出作戦

まていに

先日、山道を夫と車で走っていたときのこと

私たちのすぐ後ろを走っていた軽トラが

ガガガガ・・・

ミラーで見ると、側溝に車がハマって・・・しまった瞬間でした

 

道路脇に私たちの車を停めて駆け寄ると

60歳くらいの男性と、高校生くらいの寡黙な男の子が車から出てきました

「落ち葉で側溝が見えなくて・・・」

軽トラなら、4人で何とかあがるかと思って押してみましたが、

左の前輪と後輪がすっぽりハマってしまっていて脱出できません。

軽トラの男性は 恐縮した顔で

「もう私たちでやりますから、どうぞ行ってください」と

どうしても私たちもその場を離れ難くて、軽トラの下を除いたりしてみるのですが

レッカー車を呼ぶしかないのかなあ

 

男性と男の子が、山から丸太を探してきました。

それを側溝に入れたので、何とかなるかと再び4人でやってみましたがうまくいきません。

赤いBMWが私たちの脇をゆっくり通り過ぎていきました。

すると・・・

ナント!その車が、私たちのそばに戻ってきてくれました。

道路脇に停めたBMWから降りてきたのは、若いお兄さん。

テキパキと質問

「これ4駆ですよね?何とかなるんじゃないかなあ。荷台に積んでるのは重いの?」

「洗濯機でそんなに重くないです」

その会話をしながら、軽トラの荷台の右側に体重をかけると

左側が浮き上がる状態を確認。

「丸太をもっとタイヤ近くに置いて! あとの人はみんなで右側に体重を乗せるから、それで左側が浮くから、ゆっくりアクセルを踏んでください。ハンドルは少しだけ右に切るように!ハンドル切るのはほんの少しですよ!」

その発案により、4人で軽トラの右の荷台に

運転席の軽トラの男性に向かって声を掛けます

「じゃ いきますよ! せーの!」

グイーン!!

「もう一回 せーの!!」

グイーン  ブルルルル

すると、軽トラの左前輪が丸太に上手くのって、道路への脱出に成功!!!!

もう、みんなで大喜びでした。

思わず拍手をする私

なぜか、BMWのお兄さんに私から「ありがとう!」

軽トラの男性は、「ありがとう ありがとう」と何回も夫の肩をポンポンと叩きながら言ってくれました。

 

とっても嬉しい幸せな気分にさせてもらったのはこちらの方です。

それにしてもBMWのお兄さん、かっこよかったなあ

わざわざ引き返してくれるなんて、すごいなあ

 

今回のブログの写真は、きょう夕方の長野市松代のアンズ畑が広がる場所です

ついこの前、きれいな花が咲いていたと思ったら、小さなアンズの実がなっていました