昨夜は、松本市のチーズバーLa Maison de JO ラ・メゾン・ド・ジョーで素敵な時を過ごしました。
夫と2人で長野駅から特急しなのに乗って。
数年ぶりにお会いしたのに、マスターの上條さんが、変わらぬ笑顔で迎えてくれて嬉しい!
上條さんは、私たちにチーズの美味しさと魅力を教えてくれた方です。
ラ・メゾン・ド・ジョーでいただいたエポワスチーズの味は、ずっと忘れられません。
食べたくて他で購入しても「美味しいけど、あの時の味とは違うなあ」という、不完全燃焼の感じがいつもありました。
そんなこともあり、電車で行くことに。

クレマン・ド・ブルゴーニュで再会に乾杯!
ピノノワールが主体だそうで、華やかだけど、甘ったるくなく、大好きになりました。
ほわーんとリラックスできるお店の雰囲気に、座り心地のいい椅子で、とろけそうです。

赤ワインはボルドーの格付けシャトー・カントメルルをおススメしていただきました。
丁寧にロウソクの明かりにかざして、デキャンティングしてくださいました。
カベルネソーヴィニヨンが半分ということですが、舌触りがとてもなめらかで、想像していたよりもエレガントで驚きました。
そして、チーズ!!!
ラ・メゾン・ド・ジョーはチーズにとことんこだわり抜いたお店で、独自の熟成を施した、まさに「JOオリジナル」のチーズが楽しめます。
奥の熟成させている場所から、上條さんが数種類の食べごろチーズをワゴンに乗せて運んできてくれました。
誇らしげな上條さんの笑顔から、自信を持ってお勧めしているのがわかりました。手塩にかけて熟成させたチーズたちに「さあ、お客さんにご挨拶だよ」と話しかけているようで、こちらも、思わず顔がほころびました。
「モン・ドール」と「エポワス」をいただくことに。

エポワスは、上條さんの手によって、私が店で購入するものとは違う、熟成された色になっていました。
エポワスを少し口に運んで、ワインを口にしたところ・・・
びっくり!ワインが、アーモンドを練り込んだ高級チョコレートのような味に変化しました。
モンドールはこの時季だけの楽しみで、トロトロにとろけて舌の上に広がりました。
牛の乳のいいとこだけをギュギュと濃縮したようなマンステール。
ほどよい香りとクリーミーさが絶妙なデリスドクレミエ。
「JOオリジナル」ワインのソース(?っていうのかしら)も。チーズにバッチリでした。
4種類のチーズを堪能しました。
店内にはCheese is Artという言葉が掲げられていました。
チーズは深い、と。
時間を忘れて過ごし、結局、最終電車で帰りました。
東京から、ラ・メゾン・ド・ジョーのチーズをわざわざ食べに来る人もいるそうです。
チーズの魅力をここまで引き出して提供する店は、他にはないと思います。
松本の城下町、大名町をちょっと入った隠れ家のような素敵なお店。
Cheese Bar La Maison de JO.
https://ameblo.jp/la-maison-de-jo/
この時間を過ごすために、頑張れるような気がしました。