おかえり、ブルゴーニュへ

ワイン

「おかえり、ブルゴーニュへ」を塩尻市へ観に行きました。

東座という映画館は初めてでしたが、趣があって、入る前からワクワク

座席の手作り感のあるカップホルダーとか、温かみのある映画館です。

映画は、ブルゴーニュワインについて、丁寧に描かれていると聞いていたので、ストーリーはあまり期待していなかったのですが、心にしみわたる映画らしい映画でした。

最初の映像のきれいなこと!!

もう、これだけでいいくらい。

 

フランス・ブルゴーニュのワイナリーを舞台とした兄、妹、弟のストーリーです。

あまり、多くを知りたくない方は以下は読まないでくださいね。

収穫のタイミングを決めるシーンなど、ワイン造りが丁寧に描かれています。

父親が亡くなり、相続税を払うために、畑を売るのか、という問題が浮上する中、ブドウづくりは待ったなし。

セリフは忘れましたが、土地によって自分ができている、といったニュアンスのセリフが出てきます。

地震などの天災や福島の原発事故で、土地を離れなければいけない人々を思うとき、私はいつも同じことを考えています。

人間はそうなんだ。

土地に根付いた魂と向き合う姿、長女が一人、畑を車で走らせながら涙するのシーンはジーンときました。

 

映画が終わって、家に着いて、コート ド ボーヌのワインを味わいました。

大切に育てたブドウ、生産者が丹精込めて熟成させたワイン。

感謝していただきました。