ALS会報誌の音訳

まていに

音訳のボランティアに朝から。

今回のご依頼は、ALS(筋委縮性側索硬化症)の患者さまから、会報誌を読んでほしいとのことでした。

視覚障害者以外のご依頼は初めてでしたが、当ボランティアグループ「やまびこ会」は、もちろん、お受けさせていただきました。

こうして、音訳をやっていなければ、私はALSの患者さまとご家族の会報誌を手にとることもなかったと思います。

今回は、マイクで吹き込んで、CDにしてお届けです。

冊子を開いてみると、手作り感があり、丁寧に書かれていました。

時間をひねり出して会報誌の編集作業が行われていることが、にじみ出ていました。

患者さまのために、と、心を込めて読み始めました。

そのうちに、口が回らなかったり、何度も録音しなおすうちに、「心を込めて」が遠くへ行ってしまい、ひたすら、読んでしまっている自分に気づきました。

一日がかりで、何とか録音を終えました。

あとは、校正をしていただき、訂正部分の直しをすれば完成です。

最近は、視覚障がい者の方の多くが、パソコンやスマホの音声読み上げ機能を使っていらっしゃいます。

でも、ALSの患者さまの多くは、その機能を使う手も動きません。

待っていらっしゃる方に早くお届けできますよう、一生懸命頑張ります!