諏訪内晶子さんに感激

ヴァイオリン

ホクト文化ホールへコンサートへ。

ウラディーミル・ユロフスキー指揮 ベルリン放送交響楽団

ブラームスのヴァイオリン協奏曲のヴァイオリンは諏訪内晶子さん!

私のヴァイオリンの先生がおっしゃっていましたが、ヴァイオリン協奏曲の中でも、このブラームスの協奏曲は最も難しいうちの一つだそうです。

諏訪内さんは、群青色のドレスで登場。

最初の音から、引き込まれました。

美しい容姿から生み出される音色は、それとは逆に、男性的で力強く、しびれました。諏訪内晶子さんならではの強さを感じました。

諏訪内さんは、アンコールで、「バッハ ヴァイオリンソナタ無伴奏 第2番 イ短調 BWV 1003-第3楽章」を弾いてくれました。

伴奏部分を弾きつつ、別の弦で主旋律を朗々と奏でるその曲は、どうやって弾いているのかと不思議に思ってしまいました。素晴らしかったです。すごくすごく美しかった・・・。

ちなみに、諏訪内さんは、1714年製作のストラディヴァリウス「ドルフィン」を使用していたそうです。305年前の楽器が、今、ホクト文化ホールで音を奏でているのが不思議です。

休憩に入り、ロビーに出ると、「もう、最高!これだけで帰ってもいいくらい満腹になったね。」と感激を語り合っている若い男性3人がいました。

休憩後は指揮者のウラディーミル・ユロフスキーの魅力がさく裂しました。

マーラーの交響曲第1番「巨人」

交響楽団ならではの音の厚みがあり、魔法のようなタクトに楽団の成熟した音が、響きました。

パーカッションの魅力も、コントラバスの低音も、オーボエもクラリネットも、もちろん、ヴァイオリンもチェロも、ホルンもトランペットも・・・・全て、その魅力を発揮するパートがあって、まばたきせずに聴き入ってしまいました。

最後、呼吸がそろってビシッと決まり、鳥肌がたちました。

感動のコンサートでした。