106歳の「姿勢」の教え

伝える

送り盆で、夕方、菩提寺に墓参りに行ってきました。

「お盆」というのもあり、きょう手に取った本は、萩本欽一さんと千葉公慈住職の対談「運がよくなる仏教の教え」(集英社)です。

曹洞宗のお寺のご住職でもいらっしゃる千葉さんは、106歳で亡くなられた宮崎禅師のことをお話ししていました。

本によると、宮崎奕保(みやざき えきほ)禅師(1901~2008)は、曹洞宗大本山永平寺第七十八世貫首で、106歳の生涯を閉じるまで坐禅の日課を欠かすことがなかったそうです。

106歳で亡くなられた宮崎奕保禅師が、亡くなられる直前に私どもの大学で講演してくださったんですが、初めに「人間、姿勢は大事です」とおっしゃった。そのあと「背筋がまっすぐになると呼吸がまっすぐになる。呼吸がまっすぐになると心がまっすぐになる。心がまっすぐになると行いがまっすぐになる。行いがまっすぐになると人生がまっすぐになる」とつづけて、「さて、それでは話しを始めましょう」と。

運がよくなる仏教の教え

106歳まで坐禅を続けられた方の言葉は、なんで姿勢が大切なのか、問うまでもなく、身をもって示してくださっています。

 

人は、それほど強くない。

姿勢に心が引っ張っられてしまう。

ならば、良い方へ引っ張ってもらおう。

良い姿勢を、少しでも心掛けていきたいでものです。

 

きょうの夕方の雲は、とても美しく、見とれてしまいました。