この季節を楽しみにしている方も多いようです。
チーズ「モン・ドール」
製造する期間が、8月から3月と決められているために、熟成して出荷できるようになるのが秋だそうです。

もみの木の一種エピセアの木箱に入ったモンドール
蓋を開けると、波打ったチーズが姿を現しました。
波打つ表面の形状を見た私は、瞬間、カバのダブダブに波打った皮膚を思い出してしまいました。
白く美しいカビ、中のチーズはとろけるようで、スプーンですくってバケットにつけていただきました。
ジュラ山脈の草をはんで育つウシのお乳が熟成されて、この食卓にある。
クリーミーなチーズをじっくりと味わいました。
などと、知ったかぶりをしてしまいましたが、実は、松本にあるチーズバー「La Maison de Jo」さんのマスターに教えていただいたのが最初です。
Joさんが、当時働いていたチーズが自慢のイタリアンレストランで、初めていただいて感動しました。
季節限定であることや、もみの木の樹皮にまかれていることなど、モンドールのことを教えていただき、スプーンですくって食べたのを、今でもよく覚えています。
やはり、プロの方にきちんと温度管理していた上に、最高のタイミングで出していただくチーズは違います。

チーズとともに味わったブルゴーニュのワインは、味は角がなくシルキーですが、舌触りにピリッとした感じがあって、これは私が好きな舌触りです。
寒くなってきましたが、モンドールとワインを楽しめば、体もポカポカになりますね。